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まちづくり研究所について

 平成17年7月18日に小布施町と学校法人東京理科大学との協働(共同研究)の場として、「東京理科大学・小布施町まちづくり研究所」が、小布施町に創設されました。明治の維新と文明開化以降、日本各地のまちは、近世までに形成された良好で個性豊かな仕組みや景観を壊し、欧米の建築と都市の姿を模して「モダンに、モダンに」という掛け声とともに、雑然とした家並みをつくってきました。 欧米や国内の大都市の繁華街から「最新の店舗デザイン」を取り入れて家並みをつくる動きは、第二次世界大戦後も、高度経済成長・バブル経済の大波とともに何度も、日本各地を襲います。日本中のまちが、ラスベガス風、パリ風、あるいは東京の銀座風などのスタイルを取り入れた建て替えを進め、結果として、どこも同じような商店街をつくり上げました。その中にあって、小布施は「修景」の理念に基づき、「外はみんなのもの」というコンセンサスのもとに独自の道を歩み、その評価が今、高まっていることには、時代の推移を強く感じます。まちやむらが、自立して生活環境をつくっていく意欲を失い、住民もまた、まちづくりは行政や専門家にまかせるものと思い込む。小布施の歩んだ道は、このような趨勢とも違うものでした。

 21世紀に入り、小布施町自体も現状に留まることなく、さらに歩みを続けていくために次のステージに進まなければなりません。この第2ステージでは、これまでの第1ステージ以上に、多くの住民が参加意識を持ち、広い視野で考え知恵を出し合って合意形成しながら、慎重に、着実に行動を起こすことが求められます。その意味で、小布施町全体がまちづくりの大学であるような状況の創出への期待が内側から高まっているように思われます。それを現実のものとするために小布施町は力強い一歩を踏み出し、教育と研究の新しい場の形成を探究する学校法人東京理科大学が町と協働していくために本研究所が設立されました。

2005年7月18日 研究所が開所!

 平成17年7月18日、小布施町役場内に本研究所が開所しました。開所式では、テープカットからはじまり、研究所内部に来訪者をご案内し、川向研究室の過去の研究や活動を紹介しました。その後、大学と町との調印式が行われました。 また、同日には開所を記念しての座談会が行われました。パネリストには、市村町長、川向所長、郷土史家・市川健夫先生、景観研究会会長・北村澄夫氏、信州大学人文学部教授・中嶋聞多氏に来ていただき、新段階に入った小布施のまちづくりについて意見が交換されました。当日体調を崩され欠席された建築家・宮本忠長氏も、ビデオレターという形で、小布施のまちづくりについて、熱い想いを語ってくださいました。 当日の様子は、各社報道機関にも紹介していただき、研究所はスタートを切りました。
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