まちづくり研究所の主な活動
歴史的建築に限らず路地や水路なども含めて、町内全域に残されている様々な歴史的遺構を実測して現状を正確に把握し、そのデータを検索可能なかたちで整備することは、忍耐が求められる地道な作業ですが、正確なデータなくしては将来のヴィジョンも描けないため、研究所が行う基礎的で、最も重要な仕事になります。
住民や行政の皆さんを訪ねて、インタビュー・アンケート調査を行い、過去の記憶、現状に対するお考え、そして未来への希望などを調べ、これらも、まちづくりの基礎データとして整備します。
町中を歩いて収集したデータを分類し、統計をとり、分布図などを作成する。この分類・統計・分布図は、小布施の景観・印象がどのような「要素」によって構成されているかを浮かび上がらせます。具体的なデータをもとに
「小布施らしさ」を議論することが可能になるわけです。また、「要素」は今後のまちづくりの素材でもあって、「どの素材を使って、どこから始めるか」など、まちづくりの手順を具体的に決めていきます。
調査したデータをもとに、研究所内で模型制作して、立体的に町を表現してみます。この模型を利用して、提案のためのスタディ(検討)をします。
調査研究によって得られた成果、あるいは具体的なまちづくりの提案などを、パネル・映像・模型などを使って、できるだけ分かりやすい形で報告したり、研究所内に展示したりします。
調査研究の成果を一方向的に伝えるだけではなくて、シンポジウムやワークショップを通して、その成果を体験し、実際につくってみる、動かして見ることによって、より理解を深めると同時に、新たな課題を発見していきます。